「夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校データ」と同「都道府県大会決勝進出校における公立・私立比率」の増補データを公開しました

『「甲子園」の眺め方』の巻末資料として掲載している
「夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校データ(1948-2017)」の増補データである
「夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校データ(2018-2020)」

「夏の甲子園 都道府県大会決勝進出校における公立・私立比率(1948-2017)」の増補・改訂データである
「夏の甲子園 都道府県大会決勝進出校における公立・私立比率(1948-2019)」
を公開しました。

それぞれについて、幅広い分析にお使いいただけるよう、MSエクセルデータとCSVファイルを用意しています。
小さ子社webサイトの『「甲子園」の眺め方』詳細ページ
https://www.chiisago.jp/books/?code=9784909782007
または、GitHubの「小さ子社オープンデータ」サイト
https://github.com/chiisagosha/opendata/tree/master/koshien
からダウンロードしていただけます。

「小さ子社オープンデータ」サイトに掲載している本データの説明を以下にも掲出します。


finalist2018-2020.csv (csvデータ)

finalist2018-2020.xlsx (エクセルデータ)

夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校データ(2018-2020)

書籍版『「甲子園」の眺め方』では、同データの1948-2017年版を掲載しています。

このデータは、それを増補するものです。
なお、校名の情報は2020年12月末現在のものです。

■CSVデータの項目■

  • 都道府県番号 : JIS X 0401:1973都道府県コードの番号
  • 都道府県枝番 : 北北海道など、都道府県を分割して予選を行う地域の枝番
  • 予選地区名
  • 年度
  • 校数
  • 優勝校
  • 優勝校公立・実業・私立区別
  • 準優勝校
  • 準優勝校公立・実業・私立区別
  • 準優勝校2
  • 準優勝校2公立・実業・私立区別
  • 準優勝校3
  • 準優勝校3公立・実業・私立区別
  • 備考
  • 選手権出場校

regional_ratio2018-2019.csv (CSVデータ)

regional_ratio2018-2019.xlsx (エクセルデータ)

夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校における公立・私立比率(1948-2019)

書籍版『「甲子園」の眺め方』では、同データの1948-2017年版を掲載しています。

このデータは、それを増補・改訂するものです。
改訂にあたり、書籍版での数値の誤りも修正しました。なお、2020年は各都道府県での独自大会のため、データから除外しています。

■CSVデータの項目■

  • 都道府県番号 : JIS X 0401:1973都道府県コードの番号
  • 都道府県枝番 : 北北海道など、都道府県を分割して予選を行う地域の枝番
  • 予選地区名
  • 年代順
  • 年代
  • 公立普通校校数
  • 公立普通校校数が全体に占める比率
  • 公立実業校校数
  • 公立実業校校数が全体に占める比率
  • 私立校校数
  • 私立校校数が全体に占める比率
  • 公私の画期
  • 備考

凡例

本データの凡例を兼ねて、書籍での資料の説明と凡例を転載します。
文中の「資料1」は「夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校データ(1948-2017)」を、「資料2」は「夏の高校野球 都道府県大会決勝進出校における公立・私立比率(1948-2017)」を指します。

内容は、書籍発行当時(2018年10月)のものです。

(1)資料1 ・2 の成り立ち

 資料1 ・2 は、谷川穣・白川哲夫・黒岩康博・冨永望・萩原稔の五人をメンバーとして2004年に発足した「関西野球史研究会」(仮称)の作業の成果である。

 同研究会では、学制改革に伴う「高校野球」のスタート(1948年)以降の全国高等学校野球選手権大会(いわゆる「夏の大会」)の各都道府県大会における決勝進出校を「公立普通校・公立実業校・私立校・私立大学系列校」の四つに分類する、という試みを進め、2005年までのデータを作成した(分担は、北海道・東北・滋賀・京都→白川。関東・奈良→冨永。北信越・東海・兵庫→萩原。中国・四国・和歌山→谷川。九州・大阪→黒岩)。

 これに、萩原を中心に2017年までのデータを追補したうえで、過去にさかのぼってデータを再確認し、適宜修正を加えた。また、区分は「公立普通校・公立実業校・私立校」の三つに整理しなおした(この点は( 3 )で述べる)。

 このほか、同研究会では、選抜高校野球大会(いわゆる「春の大会」)の全出場校、及び選抜大会出場校を決定するうえでの参考資料となる各都道府県の秋季大会の決勝進出校についても、同様の分類をもとに整理した。ただし、紙幅の関係上本書には収録していない。

(2)資料3について

(省略)

(3)資料中の学校区分(とくに公立普通校/実業校について)

 本資料の特徴の一つは、学校の区分に着目した点にあるだろう。(1)(2)で記したように、資料では学校の区分を「公立普通校・公立実業校・私立校」の三つに整理した。当初の「私立大学系列校」の分類については、「〇〇大付属」などの大学名を明示しない形の系列校も多く、大学との関係性も様々な形がありうることから「私立校」に統一した。

 公立普通校/公立実業校の定義は、以下の通りとした(下記の「実業系の校名」とは、「○○商業」「○○工業」「○○実業」「○○農業」「○○水産」などを指す)。

 「公立普通校」―普通科(全日制)を設置している学校、および総合学科(全日制)を設置している学校。ただし、実業系の校名を称している場合は、上記にかかわらず実業校として分類する。この例としては、沖縄水産などがある。

 「公立実業校」―普通科/総合学科(いずれも全日制)を設置していない学校。実業系の校名が明示されない学校でも、これに当てはまるケースはすべて「実業校」として分類する。この例としては、岡山南、明野(三重)、峡南(山梨)などがある。

 総合学科を設置している学校については、同学科が「普通科と職業学科とを総合するような新たな学科」であるという旧文部省の位置づけ(「総合学科について」1993年3月22日、文部科学省HP、http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/seido/1258029.htm 2017年8月31日閲覧)があるため、分類は困難ともいえる。それぞれの学校の成立過程をみても、普通科中心の高校を改編したもの、実業系学科中心の高校を改編したもの、両者の合併によるもの、その他さまざまなパターンが確認できるが、実業系の学校を母体とする場合、総合学科の設置に伴い、従来の実業系の校名を変更するパターンが多いこと― 例えば、鳴門商(徳島)→鳴門第一(鳴門工と合併して現校名は鳴門渦潮) ― に着目し、実業系の校名を変更していないものを除き、「公立普通校」として分類した。

 また、同一校名でも、普通科の廃止・設置などの時期により、「公立普通校」「公立実業校」の双方に分類されるものもある。例として、吉備(和歌山)は1958~ 82年の時期、全日制普通科は募集を停止(定時制の普通科は継続)しているため、この間の同校は「公立実業校」、1983年の県準優勝時も、普通科の生徒は一年生しかいないことから同様に「公立実業校」とし、87年の準優勝時は「公立普通校」と分類している。同様の例に小山(栃木)などがある。

 なお、各校の分類に際して、学科構成などについては、各校のホームページに掲出されている沿革に関する記述や、各校が編纂・刊行している年史などを参照している(調査期間は2017年9 月~ 2018年6 月)。

( 4 )資料1 の凡例
  • 「校数」欄には都道府県大会の参加校数を示した。近年では連合チームによる参加もあるため、厳密には「参加チーム」数である。
  • 「優勝校」、「準優勝校」欄は、各年代当時の校名を示した。校名変更・統廃合・分離・休廃校については表の初出時に( )内に変動後の情報を示した。
     なお情報は2018年4 月1 日現在のものである。
  • 校名変更等の変動の表記については、次のようなルールにのっとって示した。
    • 複数回の変動があった学校:
      【例】1975年 北海道日大(→北海道桜丘) 1988年 北海道桜丘(→北海道栄)
    • 複数回の変動があった学校:現行の校名と違う時期に表に登場しない場合は、その校名の表記を省略した。ただし、表に登場しない校名で1948年以降に甲子園出場がある場合は注記した。
      【 例】1982年 信州工(→東京都市大塩尻) ※2001年~08年は「武蔵工大二」だが決勝進出がない。
      【 例】2001年 塚原青雲(→松本国際)*4 2007年「創造学園大付」で選抜大会出場
    • 複数校に分離した学校:【例】1961年 熊谷商工(→熊谷工・熊谷商)
    • 連合チーム:【例】斑鳩・法隆寺国際
    • 対外的な表記のみ変更された場合も変動として扱った。
      【例】1951年 県和歌山商(→和歌山商)
    • 正式な校名を変更したが、対外的な表記を変更していない場合は、校名変更として扱わなかった。
      【例】2011年 野辺地西 ※この年の正式校名は「光星学院野辺地西」(現・八戸学院野辺地西)だが、対外的に「野辺地西」と表記。
    • 中等教育学校への転換については、校名変更として扱わなかった。
    • その他、校名についてはマスメディアにおける表記や、当該校自身の対外的な表記などを考慮して示した。
  • 「公立普通校」を、「公」「公立実業校」を「公・実」、私立校を「私」で示した。
  • 「公立普通校」「公立実業校」の分類に変動があった場合や、私立校が公立に移管された場合、その他複雑な変遷があった場合は、適宜表下部に注記した。
    【例】旭川南*1 1974年旭川市に、80年北海道に移管
  • 「備考」欄には当時の地区大会名や地区大会進出校数などを示した。
    • 1977年以前には、府県大会後に複数の学校が甲子園出場校を決定する地区大会に出場している例がある。このうち県大会で決勝ないし準決勝を行わなかった(優勝校が決定されなかった)場合については、△を地区大会名の左に付した。【例】△西中国4 そのうえで、甲子園出場校を「優勝校」欄に示し、甲子園出場がなかった場合には左から五十音順で示した(中央の縦罫線は付さない)。また、決勝進出しなかった学校が甲子園に出場した場合には、「選手権出場校」欄に示した上で注を付した。
  • 「選手権出場校」欄には、甲子園出場校が府県大会後の地区大会で決まる場合の全国大会出場校の校名を示した。×は、全国大会出場校がないことを表す。
  • 1959年以降の北海道、1974年以降の東京、そして1998年と2008年の千葉・埼玉・神奈川・愛知・大阪・兵庫については、同一都道府県内を二つの地区に分割してそれぞれ決勝を行っているため、それぞれの大会の決勝進出校もデータに加えた。
  • いわゆる「一県一代表制」が確立するのは1978年以降であるが、あくまで都道府県ごとの有力校の推移をみる、という観点に基づく整理のため、全国大会に出場したか否かは問わず、一律に都道府県大会の決勝進出校を掲載した。
( 5 )資料2 の凡例
  • 時期区分は、1948~60年を第Ⅰ期、1961~75年を第Ⅱ期、1976~90年を第Ⅲ期、1991~2005年を第Ⅳ期、2006~2017年を第Ⅴ期として、ローマ数字で表した(詳細は書籍第9 章を参照されたい)。
  • 「公立普通校」「公立実業校」「私立校」それぞれについて、時期区分ごとに、出場校数の合計とその比率を示した。
  • 比率の数値は、いずれも小数点第2 位以下を四捨五入して示した。よって、総計が100.0%にならないこともある。
  • 太字は該当時期における最大値を表している。〔注:CSVデータには反映していない〕
  • 「公私の画期」欄には、私立の決勝進出校の比率が、公立全体の決勝進出校のそれに最初に並ぶか上回った時期に○を付した(一旦下回り、再び上回る場合には○をその時期に再度付した)。また、そうした時期がない場合は「合計」の行に×を付した。ただし、和歌山については、「第Ⅳ期」「第Ⅴ期」の私立占有率は45%前後だが、ほぼ智弁和歌山が優勝を独占していることに鑑みて(「第Ⅳ期」15年中11回、他に私立1 回、「第Ⅴ期」12年中9 回)、「第Ⅳ期」を「画期」と位置づけた(書籍第9 章を参照)。