学校で地域を紡ぐ書影
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学校で地域を紡ぐ

『北白川こども風土記』から

菊地暁 編
佐藤守弘 編
定価:本体2,800円(税別)
在庫あり
A5判
408頁
初版発行年月2020年6月25日
ISBN:9784909782052

「ためし読み」ができます!

本書の本文より、本扉(イラスト:谷本研)はじめに(菊地暁執筆)・目次をご覧いただけます。

■紹介・書評■

  • 【近刊短評】安田敏朗氏(『ことばと社会』編集委員会編『ことばと社会』22号, 三元社, 2020年10月30日)

  • 【紹介】佐藤守弘氏(表象文化論学会Newsletter『REPRE』Vol.40, 2020年10月20日)
     こちらからご覧いただけます

  • 【書評】石原俊氏(『図書新聞』2020年9月19日付)

  • 【紹介】『福井新聞』2020年9月(編者の一人佐藤守弘氏へのインタビュー、共同通信配信)

  • 【紹介】『琉球新報』2020年9月(編者の一人佐藤守弘氏へのインタビュー、共同通信配信)

  • 【書評】和崎光太郎氏(週刊『京都民報』2020年8月30日)

  • 【書評】金田章裕氏(『京都新聞』2020年8月16日読書面)

  • 【紹介】『信濃毎日新聞』2020年8月10日(編者の一人佐藤守弘氏へのインタビュー、共同通信配信)

  • 【紹介】『読売新聞』2020年7月8日京都面(編者二人への取材記事)


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■内容紹介■

 

京都盆地の東北、京都市北白川の地で、1946年生まれの「戦後の子」の3年間の課外学習をまとめた成果『北白川こども風土記』(1959年)。

民俗学、歴史学、考古学、学校資料論、アーカイブズ、視覚文化論、メディア論……、さまざまな分野の研究者、クリエーター、ファシリテーターたちが、この不思議な魅力をたたえたテクスト、それを生み出した北白川という地の歴史的・文化的コンテクストと向かい合い、議論を経てまとめた一書。

その先に照らし出されるのは、多様な情報と社会関係が交錯する、地域の結節点としての学校の過去・現在・未来。
北白川から、さらにいくつもの〈こども風土記〉へ――これから地域で歴史と文化を紡いでいくための、多くのヒントを投げかける。

■目次■

 

はじめに(菊地暁)


『北白川こども風土記』抄


(『北白川こども風土記』から8編を復刻再録)


大文字の送り火/石器時代の北白川/白川街道を歩いて/小さなおじぞうさんたち/天神さんのお祭/湖から盆地へ/白川石と石屋さん/古い地名は生きている


『北白川こども風土記』目次項目一覧


北白川こども風土記の出来るまで(山岡亮平)


序章 学校で地域を紡ぐ ―北白川から、さらにいくつもの〈こども風土記〉へ(菊地暁)


はじめに あらためて「これはおどろくべき本である」


1 『北白川こども風土記』の解剖学


(1)「花うり族」と「大学族」:北白川という地域


(2)「おじさん」と「おとうさん」:子どもたちのサポーター


(3)映画版と『郷土学習のしかた』:二つの映像化


(4)郷土史と郷土資料:その後の北白川


2 〈こども風土記〉の系譜学


(1)柳田國男と宝塚歌劇:『こども風土記』とその舞台化


(2)銃後そして大東亜:戦下の〈こども風土記〉


(3)〈こども風土記〉の時代:一九五〇年代まで


(4)高度成長以降のこども風土記:一九六〇年以降


おわりに:「あんたとこやからできたのや」を超えて


《コラム1》北へ渡った『北白川こども風土記』―北海道綴方教育連盟事件と坂本亮(菊地暁)


《コラム2》敗北の「こども風土記」(福島幸宏)


《コラム3》「こども風土記」の魅力に迫る ―「発見者」から「発信者」へ(一色範子)


こども風土記一覧


第1章 京都市立北白川小学校の郷土室 ―学校博物館の活動とその役割の可能性(村野正景)


1 『北白川こども風土記』誕生のきっかけ ― 北白川小学校郷土室 ―


2 「学校博物館」の一つとしての郷土室 ― 学校博物館の誕生と展開 ―


3 北白川小学校「郷土室」の特設前夜の学校博物館


4 北白川小学校「郷土室」の特設


(1)郷土室設置の契機とその背景


(2)郷土室を作った教員たち


(3)郷土室の展示構成と展示品


(4)郷土室の位置と空間


(5)理科研究集会後の郷土室


5 郷土室の新設とその利用


(1)新たな場所に設置された郷土室


(2)郷土室の利用


6 その後の郷土室


7 今後の「学校博物館」と継承されてきた資料の価値の多層化


第2章 地域のちから ―『北白川こども風土記』の出版(堀内寛昭)


1 『北白川こども風土記』との出会い


2 京都大学の存在


3 出版のきっかけとなった郷土室での原稿展示


4 北白川小学校創立八〇周年記念事業


5 寄付金から見える教育向上への期待


6 保存と活用に向けて


《コラム4》『北白川こども風土記』にかかる学校所在資料(村野正景)


《コラム5》北白川小学校と「おやじの会」(池側隆之)


第3章 〈先生たち〉〈おじさんたち〉と地域の歴史(黒岩康博)


1 〈先生たち〉と郷土研究 ― かく ―


2 〈おじさんたち〉と郷土研究 ― かたる ―


第4章 戦後社会科教育と考古学(石神裕之)


1 北白川の遺跡・史跡の発見


2 新しい社会科の誕生と郷土教育の発展


3 月の輪教室と「概念くだき」の武器としての考古学


4 和島誠一の「郷土教育」論


第5章 評言からみえるもの ―小中「総合的な学習の時間」から「生涯学習」へ(高木史人)


1「語りの水準」と「評言の重なり」と


2 ストーリーの中に評言性が込められている


3 話者の評言から新しい解釈が生まれる


4 聴き手の評言が新しい伝承を創り出す


5「総合的な学習の時間」から「生涯学習」へ


《コラム6》上山春平と北白川城(菊地暁)


《コラム7》小林行雄と北白川(石神裕之)


こども風土記33選〈カラー掲載〉(一色範子・菊地暁・佐藤守弘)


白川道中膝栗毛〈カラー掲載〉(谷本研・中村裕太)


「白川道中膝栗毛」について(佐藤守弘)


第6章 綴ることと彫ること―『北白川こども風土記』の視覚(佐藤守弘)


1 『北白川こども風土記』と視覚的イメージ


2 『山びこ学校』と生活綴方


3 『夜明けの子ら』と生活版画


4 ミニ・メディアとしての版画文集


5 『北白川こども風土記』の視覚


《コラム8》映画『北白川こども風土記』と脚本家・依田義賢(森脇清隆)


映画『北白川こども風土記』(佐藤守弘)


映画『郷土学習のしかた』(菊地暁)


第7章 関係性を紡ぐ ―ディア・プラクティスとしての『北白川こども風土記』(池側隆之)


1 「記録」を軸とするメディア・プラクティス


2 コミュニティとメディア


3 価値発見過程という物語 ① 農山漁村文化協会


4 価値発見過程という物語 ②『北白川こども風土記』


5 メディアミックスまたはクロスメディア


第8章 新編 湖から盆地へ ―北白川の地形と風土 その成り立ちと変遷(藤岡換太郎)


はじめに:旧編「湖から盆地へ」


1 近畿の大構造と地質


2 北白川の地形と地質


3 白川の流路を歩いて


4 白川扇状地の断面


5 北白川の災害小史:洪水と地震


6 この半世紀の間に何が変わったのか:環境と文明の変遷


あとがき(佐藤守弘)

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